コマツナ種子 わかみ
ワカミ ~サカタ交配/サカタのタネ~
早生で色濃く耐病性にすぐれたコマツナ
≪特性≫
●生育は早生で、耐暑性、耐寒性にすぐれ周年栽培が可能。
●草姿は極立性で、葉はやや小さめの丸型、テリのある濃緑色。葉柄部は太く折れにくい。ハカマはなく、葉柄部の色は濃い。
●萎黄病、白さび病に対し、高度な耐病性を示す。
≪栽培のポイント≫
●土づくり
完熟堆肥や有機質肥料の施用で、水はけよく、保水性に富む土壌環境をつくることが大切。「バイオ21」を利用したボカシ肥料やバイオエース、骨粉などの施用も効果的。高温期栽培では播種直前に未熟堆肥を施用すると立枯病や土壌害虫の発生要因となるので注意が必要。●肥料
元肥主体とし10a当たり成分量で窒素、リン酸、カリそれぞれ10~12kg、ハウス栽培では5~7kgを標準とする。高温期栽培では施肥量を5割減らし、窒素過多による過繁茂や生理障害をさける。低温期栽培では施肥量を5割増やし生育を促す。
●播種
120~150cmくらいのベッド栽培で条間15~20cm、株間3~5cmのスジまきとする。
●収穫
高温期で22~25日、低温期で35~50日くらいで収穫できる。高温期栽培では収穫遅れにならないように、収穫労力に合わせた播種面積を計画する。高温時は予冷庫(10~15℃)を利用して鮮度を保持する。荷姿は200~300gくらいの結束か袋詰めが良い。
作型表 栽培の目安としてご利用ください